名古屋市北区医師会のご紹介

会長からのご挨拶

名古屋市北区医師会のホームページにお越しいただきまして、誠にありがとうございます。
この度北区医師会会員諸先生方からのご推挙をいただき、2022年4月より北区医師会長を拝命しております小林邦生と申します。区医師会長としての職務を果たし、住民の皆さまの健康を守るべく、地域医療の充実、病診連携の発展に貢献したいと存じます。
2019年武漢で発生した新型コロナウイルス感染症は、瞬く間に全世界へと広がり、人類史上最も影響の大きなパンデミックを引き起こし、これまでの世界を一変させました。
先に起きていた欧米の医療崩壊を目の当たりにし、当時の医師会役員会において、私を含む会員の先生同士で、この未知のウイルスと対峙して死ぬことになるかもしれないと、悲壮な会話を交わしたのを、鮮明に記憶しております。
昨今の医療を取り巻く環境は刻々と変化しており、パンデミックからウィズ・コロナへと臨機応変に対応しつつ、乳幼児健診事業への医師派遣、特定健診や各種がん検診、ピロリ検診の実施、予防接種事業への協力および実施、休日夜間の診療体制確保、災害時医療救護所の設置(訓練含む)、大規模災害時の救急医療支援、もの忘れ検診やもの忘れ相談などの高齢者認知症対策、介護保険事業への医師派遣、介護職との連携を含む在宅医療支援、医師の生涯教育、最新の知見を踏まえた学術講演会の実施など、様々な分野での充実を図り、各事業を邁進させます。
高齢者割合が多く、特に65歳以上の単独世帯数も名古屋市内2位と、解決を要する問題や課題も多い名古屋市北区において、誕生から最期の瞬間まで、住民の皆さまが自分らしさを失わずに、安心して健康に暮らせるよう、医師会の会員の先生方と一致団結し、これまで以上に診療所・病院・行政と連携して地域医療の充実に努めて参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

会長小林 邦生

北区医師会の活動

1.保健事業 北区における
  • (1)各種がん検診
  • (2)北保健センターでの健康診査等の医師派遣
  • (3)産業保健としての産業医活動の推進
2.救急医療
  • (1)北区休日急病診療所の運営、診療
  • (2)東部平日夜間急病センターへの医師派遣
3.災害医療 北区における
  • (1)集団災害訓練の実施
  • (2)名古屋空港合同災害訓練への医師、看護師派遣
  • (3)災害医療連絡網の整備
4.病診連携 近隣の基幹病院とのスムーズな病診連携体制の構築を通して地域医療の充実・発展を図る
5.学術講演
  • (1)医師の医学・医術の研修として北区医師会館にて 開催。
  • (2)病診連携セミナーを総合上飯田第一病院、名古屋市立西部医療センターにて開催。
6.在宅療養支援
  • (1)介護保険法における
    ①介護保険認定審査会への医師派遣
    ②地域包括支援センターへの医師派遣
  • (2)障害者自立支援法における
    ①障害者自立支援認定区分審査会への医師派遣
  • (3)認知症患者の在宅療養に際し
    ①もの忘れ相談医による専門相談への医師派遣
    ②家族教室への医師派遣

以上、地域医療の向上や地域住民の健康保持増進に取り組んでいます。

北区医師会の沿革

北区医師会は、昭和22年連合国占領軍の民主化政策により旧医師会の解散を余儀なくされ新生北区医師会として会長上岡氏、副会長棚橋氏のもと会員52名により再発足したのが始まりとされています。昭和35年からは名古屋市医師会の支部として活動しておりましたが、平成23年4月1日に独立し、名古屋市北区医師会として今日に至っています。